高崎の“絶メシ”を全国へ再発信
群馬県高崎市を舞台にしたテレビドラマ『最後ののれん―新太と絶メシの夏―』(全2話)の放送が、テレビ東京系列などで決まった。高崎市が平成29年度から進める高崎ブランド・シティプロモーション事業の一環で、同市が掲げる「絶メシリスト」に改めてスポットを当てる。市の取り組みとドラマ制作チームの連携で、地域の飲食店や文化を改めて全国に発信する狙いだ。
ドラマは、地元の古びた食堂を舞台に、挫折した高校生アルバイトと老店主の夏を描く。制作側はシリーズで初めて“店側の視点”で絶メシを描くとし、制作陣は2020年の「絶メシロード」初回放送以降、絶メシを追い続けてきたメンバーが携わっている。
- タイトル:『最後ののれん―新太と絶メシの夏―』(全2話)
- 舞台:高崎の老舗食堂「みどりや」を中心とした物語
- 主演:原田琥之佑、共演に梅沢富美男ほか
放送・配信スケジュールと視聴の手がかり
放送は以下のとおり。放送後は複数の配信サービスでの見逃し配信や見放題配信も予定されている。
| 放送先 | 前編 | 後編 |
|---|---|---|
| テレビ東京系列 | 9月11日(金) 深夜24:52〜25:23 | 9月18日(金) 深夜24:52〜25:23 |
| BSテレビ東京 | 9月14日(月) 深夜24:00〜24:30 | 9月21日(月) 深夜24:00〜24:30 |
また、各話の放送終了後から動画配信サービス「U-NEXT」「Prime Video」にて順次見放題配信、広告付き無料配信サービス「TVer」「ネットもテレ東」「Lemino」でも見逃し配信が行われる予定とされている。詳細な配信開始日時や地域別の視聴条件は、各配信サービスの案内で確認が必要だ。
地域への影響と期待される効果
高崎市はこれまで「絶メシリスト」や農Tubeの配信、複数のテレビドラマや番組との共同制作を通じ、市の魅力発信を進めてきた。今回のドラマ放送は、次のような具体的な効果が見込まれる。
- 観光誘客の強化:作品をきっかけに高崎を訪れる視聴者が増える可能性がある。特に“食堂”を舞台とする作品であるため、飲食店への注目が高まりやすい。
- 地域ブランドの向上:市が10年目を迎えた「絶メシリスト」を題材に選んだことで、ブランド認知の再強化につながる。
- 地元経済への波及:飲食店や周辺商店街の来店機会増加、関連商品の販売促進など経済効果が期待される。
市の広報や制作側の発表は、地域活性化の観点からも注視に値する。既に高崎市は過去の共同制作で市のプロモーションに一定の成果を見ており、今回はその第5弾に当たる。
出演者のコメントと作品の方向性
主演の原田琥之佑は台本を読んだ際の印象として「美味そうだな」と述べ、作品が食を通じた情感を大切にしたものになることをうかがわせている。番組側は悪人が登場しない、互いを思いやる人間模様を描く作品であることを強調する。
「最初に台本を読み終えた時、最初に出た言葉は『美味そうだな』でした。」(原田琥之佑)
また、共演の梅沢富美男は役柄への共感を示し、撮影に対する期待感を述べている。これらのコメントから、作品が食や人情を軸に、幅広い年代に共感を呼ぶ作りを目指していることが窺える。
住民が知っておくべき実用的情報
市民や地元飲食店にとって、本作の放送は来訪者増加やメディア露出の機会でもある。以下は地元住民や事業者が押さえておくべき点だ。
- 放送日・配信開始日を把握する:放送・配信のタイミングで来訪が増える可能性があるため、飲食店などは混雑対策や営業時間の確認、臨時対応を検討すると良い。
- 二次利用の注意:制作側は宣伝素材使用に関して著作権表示と制限を求めている。提供素材の二次使用は制限があるとの案内があるため、事業での利用は関係者と確認を。
- 地域PRの活用:市のシティプロモーション事業との連動を図り、地元団体や商店街が共同でイベントや商品展開を行うことで相乗効果が期待できる。
高崎市が長年進めてきたプロモーションの蓄積を基盤に、今回の放送が地域のにぎわいにつながるかどうかは、地元側の受け止め方や準備にも左右される。市と制作側は過去の取り組みと同様に、作品公開を通じた情報発信と受け皿づくりを重視する必要がある。
今後の注目点としては、放送後の来訪動向、地元飲食店への影響、関連商品の売れ行きやSNSでの話題化の程度が挙げられる。市はプロモーション事業の一環として、放送後の効果測定や具体的な支援策の検討を進めることが期待される。
高崎の“絶メシ”に新たな注目が集まる中、作品が市内の飲食店や地域文化をどのように描き、どのような来訪を呼び込むかを見守りたい。