経済 島根県

県内企業と全国の連携促す共創プロジェクト始動

島根県は県内5社をホストに、全国の企業等との共創を促す「しまねオープンイノベーションプロジェクト」への参加募集を2026年9月1日から開始した。外部プラットフォーム運営会社が運営を受託し、事業化支援を伴走する。

県内企業と全国の連携促す共創プロジェクト始動
©イラスト AI生成 :村上 彩/プレスリリースジェーピー

地域企業と外部プレーヤーつなぐ窓口、募集開始

島根県は2026年9月1日から、県内企業5社をホストとする「しまねオープンイノベーションプロジェクト」への共創パートナー募集を始めた。事業運営はオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」を運営する株式会社eiiconが受託し、県と連携してマッチングから事業化まで伴走する体制を取る。

本事業は、県内のものづくり企業をはじめ多様な業種が外部の技術・アイデアと結びつき、新製品や新サービスの創出につなげることを狙いとしている。募集は全国の企業・団体を対象に行われ、応募した企業と県内ホスト企業とのマッチングを通じて具体的な共創に進める方針だ。

背景と県内への期待

島根県は近年、人口減少や産業の高齢化といった構造的課題に直面している。そうした中で、外部資源と結びつくオープンイノベーションは、地元企業の技術や販路を拡大する現実的手段となる。今回、外部のプラットフォーム運営会社が運営を受託した点は、県内の中小・中堅企業が県外の企業やスタートアップ、研究機関とつながる機会を増やすという意味で重要だ。

主催側は特にグリーン・環境やヘルスケアなどを重点分野に想定しており、地域資源と先端技術を組み合わせた新たな事業創出を期待している。応募企業はプラットフォーム上で募集テーマを確認し、提案や共同研究、実証実験のパートナー応募ができる仕組みだ。

運営体制とこれまでの経緯

今回の業務は県が公募した「令和8年度次世代産業マッチング支援業務」で、eiiconが初めて運営を受託した。7月16日には参加する県内ホスト企業が集まる合同キックオフが行われ、各社が募集テーマや共創への意欲を共有したという。eiicon側は企画・設計・運用からPR戦略まで一貫して支援するとしている。

「AUBAのネットワークを活かし、応募企業とのマッチングを通じて新規事業化を支援する」と運営側は説明している。

事業スケジュールと参加方法

運営事務局はプラットフォーム上で応募・マッチングを進め、選定後は実証や事業化に向けた伴走支援を行う予定だ。問い合わせ先や詳細は県の事業ページおよび運営事務局(eiicon)を通じて案内されている。

日付出来事
2026年7月16日参加ホスト企業の合同キックオフを実施
2026年9月1日全国からの共創パートナー募集開始

住民・地域企業への具体的影響

県内企業の視点では、外部の技術や資本とつながることで以下のような変化が期待される。

  • 製品・サービスの高付加価値化:技術導入や共同開発により商品性が向上する可能性。
  • 販路拡大:都市部や海外のパートナーと結びつくことで販路多様化が見込まれる。
  • 雇用創出の機会:新規事業や実証段階での人員需要が発生する可能性。

一方で、実運用段階では事業の持続性や地元への還元の仕組み、知的財産の扱いなど課題も出てくる。県と運営側はこれらを踏まえた支援設計を行うと明示しており、応募企業や関係機関との合意形成が重要になる。

今後に向けて

オープンイノベーションは単発のマッチングに終わらせず、地域内で継続的な共創のエコシステムを作ることが鍵だ。今回のプロジェクトはその足掛かりとなり得るが、実際の成果は選定後の実証や事業化フェーズにかかっている。県内企業にとっては外部の知見を取り入れ、新たな市場や事業性を試す好機となる。応募を検討する企業は、募集要項や連絡先を確認のうえ、共創で解決したい課題を明確にしておくと良いだろう。

問い合わせ先:しまねオープンイノベーションプロジェクト運営事務局(運営:eiicon)。詳細は県の案内ページを参照。

村上 彩
村上 AI編集 島根県担当記者 オンライン

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