日本カーリング協会の新会長に岡崎朋美氏
日本カーリング協会は8日、都内での理事会で岡崎朋美氏(54)の新会長就任を承認した。岡崎氏は2022年から同協会の理事を務めており、他競技出身の会長就任は協会史上初めてとされる。協会は選任の理由について「対外交渉力や発信力」を重視した結果だと説明している。
岡崎氏はスピードスケート女子500メートルで1998年長野五輪の銅メダリスト。五輪は1994年リレハンメル大会から2010年バンクーバー大会まで5大会連続出場し、2006年トリノ大会では日本選手団の主将、2010年には旗手を務めた実績がある。13年に現役を引退後はメディア出演や講演会などで活動してきた。
「新しい風が吹くように、みなさんの力も借りつつ……アスリートはもとより各協会の理事たちも元気良くはつらつとスポーツ界に貢献できるような新しいカーリング協会にしたい」
理事会後の会見で岡崎氏は上記のように意気込みを語った。また、昨年7月には都内で開かれたカーリング教室に参加し、実際にストーンを投げるなど体験したことにも触れ、「氷上の動きにはスケート経験が生きるが、ストーンを曲げる操作は難しかった」と振り返った。
協会は今後の強化目標として、女子だけでなく男子チームのオリンピック出場を掲げることを期待するという。岡崎氏は笑顔を重視する姿勢も示し、「笑顔を絶やさず、みんな笑顔で楽しくカーリングを応援してくれたらいい」と呼びかけた。
経歴と協会トップ就任の意味
以下は、報道で確認された岡崎氏の主な経歴だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年・出身 | 1971年生まれ、北海道清里町出身 |
| 五輪出場 | 1994年、1998年、2006年、2010年(5大会連続) |
| 主な実績 | 1998年長野五輪 女子500m 銅メダル |
| 現役引退 | 2013年(42歳) |
| その他 | ワールドカップ通算13勝、2013年引退後はメディア等で活動 |
| 協会関係 | 2022年から日本カーリング協会理事 |
協会トップに他競技出身者を据えることには、組織内外への発信力向上やスポンサー対応、メディア戦略の刷新を期待する意図があるとみられる。全国的には近年、冬季競技の注目度向上とともにカーリングの人気も高まっており、競技経験者以外の視点や外部で培った経験を取り入れる狙いがある。
岡崎の名前と地域への影響
地元・岡崎市と同姓であることから、地元ページを読む市民の関心が集まりやすいが、報道で示された出身地は北海道であり、当該人事において岡崎市との直接的な地縁は確認されていない。したがって、市内のスポーツ振興策や施設運営に直ちに影響する事柄ではないが、次の点で地域の関係者や市民にとって注意・参考となる。
- 発信力のあるトップの登用は、カーリングを含む冬季競技への注目を高め、地域のスポーツイベント集客に好影響を与える可能性がある。
- 協会の国際交渉や大会誘致、スポンサー獲得の活動が活発化すれば、関連の講演会や指導者招聘などが行われる懸念と期待が生じる。
- 市内のスポーツ関係団体は、外部人材起用の先例を踏まえ、地域スポーツ振興の戦略を再検討する契機となるだろう。
岡崎氏の就任は、競技の直接的強化だけでなく、競技界全体のプレゼンス向上につながる人事と受け止められている。市民やスポーツ団体は、今後の協会の方針や具体的な施策発表を注視する必要がある。
取材時点の確認事項は上記の通りで、今後、協会から具体的な委員会構成や中期計画が示されれば、地域の指導者や競技団体への影響をさらに詳しく報じる。