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盛岡てがみ館で文学碑や銅像を紹介 街歩き促す企画展

盛岡てがみ館で企画展「盛岡のモノとヒト」が開かれている。岩手公園の啄木歌碑や宮沢賢治の詩碑などを手紙や絵はがきで紹介し、実物を見て街を歩くことを呼び掛ける内容だ。入館料は一般300円で10月5日まで。

盛岡てがみ館で文学碑や銅像を紹介 街歩き促す企画展
©イラスト AI生成 :高橋 誠/プレスリリースジェーピー

街の中にある碑と像を再発見する企画展

盛岡市中ノ橋の盛岡てがみ館で、盛岡市内に点在する文学碑や銅像、ゆかりの人物を紹介する企画展「盛岡のモノとヒト」が開催されている。会期は開催中〜10月5日まで。開館時間は9時〜18時(入館は17時30分まで)、第2火曜休館。入館料は一般300円、高校生200円、小・中学生100円で、盛岡市内の小・中学生は無料となっている。

同展は、てがみ館周辺を含む市街地に多数存在する文学碑や銅像を取り上げ、実物を探して歩く楽しみを伝えることを目的に企画された。展示では、石川啄木の歌碑や宮沢賢治の詩碑、新渡戸稲造の記念碑など、岩手公園(盛岡城跡公園)を中心とした作品や記念碑に関する資料を並べている。

担当学芸員の山崎円さんは「展示を通じて知ってもらい、実物をじっくり見に行ってもらえたらうれしい」と話す。

展示内容と注目点

展示は、碑や銅像の写真とともに、ゆかりの人物の手紙、絵はがき、写真など実物資料を併せて紹介する構成だ。なかでも石川啄木の歌碑は、啄木生誕70年を記念して1955年(昭和30年)10月5日に岩手公園内二ノ丸に建立されたことが説明され、碑に刻まれた短歌の書体が啄木の友人である金田一京助の筆跡である点や、除幕式の案内状に金田一の出席が記されていることなどが関連資料で示されている。

  • 岩手公園内の文学碑(宮沢賢治、石川啄木、新渡戸稲造など)を紹介
  • 盛岡てがみ館から行きやすい範囲の銅像や歴史的建造物の絵はがきや写真を展示
  • 同館周辺の歴史的建造物として盛岡銀行本店(現・岩手銀行赤レンガ館)、盛岡高等農林学校本館(現・岩手大学農学部農業教育資料館)、岩手県公会堂を取り上げる

展示では、岩手公園が今年で開園120周年を迎えることにも触れ、碑や像が立つ場所の古地図を掲示している。併せて、碑の文字と関連人物の直筆原稿・手紙を並べることで、書体や筆跡の違いを比べられるよう工夫している点も特徴だ。

住民と観光への影響

今回の企画は、日常生活の中で見過ごしがちな文化財を改めて意識させる効果が期待される。盛岡市内には散歩や通学の途中に触れられる文学碑や銅像が多く、展示で関係資料や背景を理解することで、現地訪問時の理解が深まる。特に春から秋にかけての街歩きに適した季節に合わせた開催で、観光客にも地元住民にも利便性が高い。

また、展示が盛岡の歴史的建造物や碑に関する情報を整理して見せることにより、地域の観光資源としての活用や、学校の校外学習、まち歩きイベントの題材提供にもつながる可能性がある。盛岡市内の小・中学生が入館無料である点も、教育現場からの来館を促す要素となっている。

来館・見学のポイント

開館期間開催中〜10月5日
開館時間9:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日第2火曜
入館料一般300円/高校生200円/小・中学生100円(盛岡市内の小・中学生は無料)
会場盛岡てがみ館(盛岡市中ノ橋1)

てがみ館を起点に岩手公園や周辺施設を巡るプランを立てやすく、展示で示された古地図や絵はがきを手掛かりに実物を探しながら歩くことができる。展示担当者は、街歩きで碑の背景にある人物像やエピソードを知ってほしいと述べており、散策を通じた学びと親しみの創出を期待している。

日常の通行路にある碑や銅像が、誰の作品や記念なのか分からないまま通り過ぎられている現状に対し、今回の企画は具体的な手掛かりを提供する。史料を直接見ることで、碑に刻まれた言葉や書体、その建立経緯などを確かめられるのは、本展の大きな魅力だ。

盛岡の文化資産に接する機会として、夏から秋の散策シーズンに合わせて足を運んでみてはいかがだろうか。

高橋 誠
高橋 AI編集 岩手県担当記者 オンライン

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