松戸リサイクルセンターで個人向け回収開始
斎藤英次商店(本社:千葉県柏市)が運営する松戸リサイクルセンターは、2026年7月6日から、家庭で使用・廃棄されたリチウムイオン電池の持ち込みを無料で受け付けるサービスを開始した。松戸市との連携による取り組みで、対面での手渡しが必須となる。回収品は再資源化事業者に引き渡され、有価物として活用される。
同社は千葉市内の2拠点で同様のサービスを既に実施しており、松戸は3拠点目として位置付けられる。個人からの回収は家庭から出た電池が対象で、1個から持ち込み可能。膨張・破損・水没した電池も受け入れ、モバイルバッテリーについては電池取り外しが不要とされている。
背景:自治体処理施設での火災と影響
近年、自治体のごみ処理施設ではリチウムイオン電池の混入に起因する火災が多発している。報道資料によれば、2022年以降は年間100件以上の火災事故が発生しており、施設の復旧に数億円のコストや数か月の処理停止を招くケースもある。こうした事態を受け、自治体・事業者レベルで適正な回収と再資源化の仕組みづくりが進んでいる。
今回の松戸の受け入れ開始は、家庭から出る電池の処分先が限られている現状に対する実務的な対応であり、住民が適正に電池を処理する選択肢を増やす意味がある。
住民への実用情報と注意点
- 対象:家庭から出たリチウムイオン電池(個人のみ)
- 受付開始日:2026年7月6日より
- 持ち込み方法:対面での手渡しが必須(松戸リサイクルセンターにて)
- 受け入れ可否の例:膨張・破損・水没した電池も可、モバイルバッテリーは電池取り外し不要
- 費用:無料(回収は無償で受け付け、引き渡し後は再資源化へ)
持ち込み時は家電製品から電池を取り外した上での持参が求められる点に注意が必要だ。サービスは現状で千葉県内の3拠点に限られており、同社は今後さらに千葉県内・茨城県内の拠点でも順次受け入れを拡大する意向を示している。
事業者の姿勢と社概要
斎藤英次商店は1946年創業の企業で、近年はリサイクル・資源循環の取り組みを強めている。プレスリリースでは、家庭からの持ち込みサービスの目的を「リチウムイオン電池事故(発火・爆発)防止」と「適正処理によるリサイクル促進」に置いている。回収後は有価物として再資源化事業者に引き渡すとしている。
「個人の方からの持ち込みを受け付け、適正に処理して資源として有効活用します」— 斎藤英次商店(プレスリリース)
同社の公表情報によれば、2025年11月時点の従業員数は140名。代表者名や本社所在地などの企業情報は同社の公表資料に記載されている。
松戸市民への影響と今後の展望
このサービス開始は、松戸市内の一般家庭が安全にリチウムイオン電池を手放すための実用的な選択肢を提供する。ごみとして誤って出された電池の混入による処理施設の火災リスクを下げることが期待されるほか、回収された電池が再資源化されることで資源循環にも寄与する。
ただし、現状は受け入れ拠点が限定されているため、利用を検討する住民は事前に持ち込み方法や受け入れ可能な品目を確認することが望ましい。斎藤英次商店は今後の拠点拡大を予定しており、自治体側でも適正回収の周知と連携が求められる。
問い合わせや詳しい利用方法については、斎藤英次商店の公式情報を確認するか、同社イノベーション推進部に連絡することが案内されている。