概要と発表内容
国土交通省秋田河川国道事務所と秋田地方気象台は2026年7月12日午後8時45分、子吉川に関する洪水予報(第1号)を共同発表し、同川の明法水位観測所(由利本荘市)が氾濫注意水位(警戒レベル2)に到達したと発表しました。発表では今後も水位がさらに上昇する見込みであり、洪水関連の情報に注意するよう呼び掛けています。
現在の雨量・水位の状況
発表によれば、子吉川流域では多いところで1時間に16ミリの降雨が続いており、11日21時から12日20時30分までの流域平均雨量は116ミリでした。12日20時30分以降の短時間予測雨量は流域平均で約12ミリの見込みです。
観測所別の状況は次の通りです。
| 観測所 | 時刻 | 水位(m) | 水位危険度 |
|---|---|---|---|
| 明法水位観測所 | 12日20:30 現況 | 2.34 | レベル2 |
| 明法水位観測所 | 13日01:30 予測 | 2.52 | レベル2 |
| 二十六木橋水位観測所 | 12日20:30 現況 | 2.08 | レベル0 |
| 二十六木橋水位観測所 | 13日02:30 予測 | 3.42 | レベル1 |
浸水想定区域と受け持ち区間
発表では、明法水位観測所と二十六木橋水位観測所に関連して由利本荘市内の多数の地区が浸水想定区域に含まれています。明法観測所に関わる想定地区には鮎瀬、蟹沢、吉沢、久保田、曲沢、黒沢、山本、新上条、森子、川西、前郷、陳ヶ森、土倉、東鮎川、南福田などが挙げられ、二十六木橋観測所では本荘市街地や福山、薬師堂、万願寺なども含まれます。
住民が取るべき行動
- 自治体の避難情報や防災無線、テレビ・ラジオ、自治体ウェブサイト等の最新情報を常に確認する。
- 低地や河川沿いの住宅に住む人は早めに高台や避難所へ移動する準備をする。車での移動が危険になる場合を想定し、徒歩での避難経路を確認する。
- 夜間の避難が想定されるため、懐中電灯、携帯電話の充電、防寒具、飲料水、薬など最低限の持ち出し品をすぐに持ち出せるようにしておく。
気象・河川庁の基準では、子吉川の水位に関して次の目安が示されています。レベル1は水防団待機、レベル2は氾濫注意水位(警戒水位)、レベル3は避難判断水位、レベル4は氾濫危険水位です。現在はレベル2の状況であるため、避難準備や情報収集を強化する段階です。
「子吉川では、氾濫注意水位に到達し、今後、水位はさらに上昇する見込みです。洪水に関する情報に注意してください。」
関連窓口と情報入手先
問い合わせ先として国土交通省秋田河川国道事務所流域治水課の電話番号が公表されています(018-864-2288)。気象庁仙台管区気象台の気象防災部予報課(022-290-5320)も情報提供窓口です。また、河川情報の公式サイト(https://www.river.go.jp/)や気象庁の警報・注意報ページを随時確認してください。
地域への影響と留意点
想定区域に含まれる地区では、短時間の強い雨と水位上昇に伴い路面冠水、農地の浸水、低地の家屋の床上浸水が起きる可能性があります。特に河川堤防の決壊や下流での流入増により、想定外の浸水が発生する危険性もあるため、行政発表の想定区域に含まれていない場所でも、異常を感じたら早めに高所へ移動してください。
交通面では、河川付近の道路が冠水して通行止めになる恐れがあります。車で移動中に道路が冠水しているのを見かけた場合、安易に渡らないこと。冠水域に入ると車が流される危険があります。
今回の発表は短時間で状況が変わる可能性が高く、夜間の警戒が求められます。地域に根ざす情報源として、自治体の防災担当や地域の見守り組織と連携しつつ、住民一人一人が最新の気象・河川情報に注意することが被害軽減につながります。
(問い合わせ)国土交通省 秋田河川国道事務所 流域治水課:018-864-2288、気象庁 仙台管区気象台:022-290-5320。河川情報サイト:https://www.river.go.jp/