7月20日(月)の広島県内の当番医体制が発表された。各地域で受付時間や診療科目が異なり、夜間のみ対応する窓口や、年齢制限が設けられているケースもある。受診前の連絡や駐車マナーへの配慮が呼びかけられている。
発熱やせきの症状があれば、事前に当番医へご連絡ください。近隣に迷惑になる駐車は行わないでください。当番医や診療時間は変更される場合があります。
当番医の全体像と留意点
県内では、広島市の各区をはじめ、廿日市市、呉市、東広島市、竹原市、大竹市、江田島市、安芸郡、山県郡、三次市、庄原市、安芸高田市などで休日の一次対応を担う医療機関が指定されている。多くの窓口で日中は午前9時から午後5時半前後の枠が設定され、昼休憩を挟むところがある。地域により、眼科や歯科、外科系の受け入れも用意されているほか、夜間の短時間帯に内科や小児救急の専用枠を開くエリアもある。
当日の体制は人員や救急搬送の状況に左右され、院内の混雑が見込まれる。受診可否や待ち時間、駐車場の利用条件は必ず電話で事前確認したい。特に発熱・咳など感染症が疑われる症状では、動線分離や時間指定での案内が行われる場合があり、飛び込み受診は避けるのが無難だ。
市町別・時間帯と診療の主な枠
公開された情報をもとに、県民が把握しておきたい受付の時間帯・対象年齢・主な診療科を整理した。名称や電話番号は日々入れ替わることがあり、正確な受診先は直前確認が前提となる。
| 地域 | 主な受付時間 | 主な診療 | 年齢・備考 |
|---|---|---|---|
| 広島市(各区) | 9:00〜17:30(13:00〜14:00休憩) | 内科、小児、整形外科、外科、耳鼻、眼科、皮膚、精神科など区により設定 | 区別の当番制。症状に応じて科が分かれる |
| 広島市(夜間) | 19:30〜22:30 | 内科(15歳以上)、眼科、整形、外科(けが対応) | 千田町の夜間急病枠。事前連絡が必要 |
| 広島市(歯科) | 9:00〜15:00 | 歯科の急患 | 東区の口腔保健センター |
| 廿日市市 | 9:00〜17:30(クリニック)/9:00〜21:00(急患センター) | 内科、婦人科など(昼間)。急患センターは内科(15歳以上) | 急患センターは事前連絡が前提 |
| 大竹市 | 9:00〜11:30、13:00〜16:30(休日診療所) | 内科、外科/眼科は9:00〜17:00 | 診療所と眼科で枠が別 |
| 東広島市 | 内科・小児:9:00〜16:00/歯科:9:00〜13:00 | 内科、小児科、歯科 | 休日診療所で分野別に時間設定 |
| 呉市 | 総合急患:9:00〜18:00/小児夜間:19:00〜22:40 | 内科、小児、外科/別枠で眼科9:00〜17:00、歯科9:00〜15:00 | 歯科は12:00〜13:00休憩 |
| 竹原市 | 内科・小児:9:00〜12:00、13:00〜16:00/外科:9:00〜18:00 | 内科、小児科、外科 | 内科・小児は事前連絡が必要 |
| 江田島市 | 10:00〜17:00 | 内科 | クリニックで日中対応 |
| 府中町(安芸郡) | 9:00〜17:30(13:00〜14:00休憩) | 小児科 | 安芸郡の共通時間帯に準拠 |
| 安芸太田町 | 8:15〜17:15 | 救急サブセンターの一次対応 | 内因性・軽中等症中心 |
| 北広島町 | 8:30〜17:30 | 救急診療 | 日中の救急外来枠 |
| 三次市 | 内科:9:00〜17:00(日中)、18:00〜22:00(夜間) | 内科(高校生以上) | 医療センター隣接の急患枠 |
| 庄原市 | 9:00〜17:00 | 内科(中学生以上) | 市の休日診療センター |
| 安芸高田市 | 8:30〜17:00 | 内科、外科 | 地区の夜間・休日診療所が担当 |
なお、福山市の当番情報は配信文が途中で途切れており、詳細の確認が必要だ。受診予定がある場合は、地域の医師会や市の案内から最新の受け入れ先を直接確認してほしい。
受診前に確認したいポイント
- 電話連絡は必須:症状、受診可能時刻、持参物、入口・動線、駐車場の可否を確認。
- 診療科・年齢制限:内科のみ、15歳以上限定、中学生以上など条件がある。該当しない場合は他の窓口を案内される。
- 時間帯の違い:同一市内でも昼と夜で窓口が変わる。夜間枠は短時間のことが多い。
- 歯科・眼科・外科の扱い:専門外来が別枠の地域がある。けが、目のトラブル、歯痛は対象窓口を選ぶ。
- 支払い方法:保険証・医療証での自己負担が基本。夜間・休日は時間外加算がかかる場合がある。
持ち物・受診の流れと混雑回避
持参すべきものは、健康保険証(またはマイナ保険証)、各種医療証、薬手帳、現在服用している薬、現金(クレジット非対応の可能性を考慮)。診療申込時に症状の経過、発熱開始時刻、最高体温、服薬歴、基礎疾患、アレルギー歴を簡潔に伝えられると、初動が速い。感染対策のため、入口が通常と分かれている場合がある。施設の案内に沿って入退室し、院内ではマスク着用や手指消毒を徹底する。
混雑が見込まれる時間帯は午前の開始直後と、昼休憩明け直後。軽症で経過観察が可能な場合は、医療機関の指示に従い、ピークを避けた受診が待ち時間短縮につながる。車での来院では、近隣への迷惑駐車は厳禁。満車時の代替駐車場や送迎場所は、必ず事前確認してほしい。
夜間・歯科の急病に関する補足
広島市では夜間の短時間枠で内科(15歳以上)や、外傷など外科系の応急対応、眼科の受け入れが設けられている。呉市は小児に特化した夜間帯があり、発熱の持続や脱水が疑われるケースなど、小児の急変に配慮した体制が組まれている。歯科は、広島市・呉市・東広島市で日中の急患窓口が提示され、詰め物脱離や強い歯痛などへの応急処置が想定される。
いずれも事前の電話連絡が前提となる。受け入れ可否、来院時刻、持参物、駐車・動線の案内を確認のうえ、指示に従って来院することが重要だ。
救急車の要否を判断する目安
次のような症状があれば、迷わず119番で通報し、救急隊の指示に従うことを勧める。
- 意識がはっきりしない、けいれん、ろれつが回らない、急な片麻痺
- 突然の強い胸の痛み、冷や汗、呼吸が苦しい、チアノーゼ
- 大量の出血、深い切創や骨折疑い、激しい頭痛や嘔吐の反復
- 乳幼児のぐったり、反応が乏しい、尿や水分が取れない状態が続く
救急搬送が不要と思われる場合でも、持病の急変や高齢者・小児の体調悪化では判断が難しい。ためらう際は、当番医や各地域の相談窓口に電話し、行動指針を確認するとよい。
県民への実務的な呼びかけ
7月20日は三連休や行事の合間で受診が集中しやすい。受診前の連絡・必要書類の準備・移動手段の確保という三点セットを整え、限られた枠を有効に活用してほしい。市町の当番医や急患センターは、地域の一次救急を支える中核だ。感染疑いの患者と一般外来の動線を分けるなど安全確保が続いている。各機関の指示に協力し、スムーズな診療につなげたい。
当日の受け入れ先、細かな科目や担当医療機関名、電話番号は変動の可能性がある。直行ではなく、まずは案内に沿って電話し、最新の状況を確認してから移動を。府中町や安芸郡のように共通の時間帯が設定されている地域もあれば、呉市や三次市のように夜間専用の枠が明記されている地域もある。症状と年齢に合わせ、適切な窓口を選びたい。