西側諸国には、15時間の完全自律飛行が可能な10トンの新たな「空飛ぶ怪物」中国製に匹敵するものはない

ゲームチェンジャーとしての新しい中国製ドローン

中国は、長時間の戦闘用ドローン「CH-7（彩虹-7）」の最新バージョンを発表し、重要な進展を遂げました。このドローンは、記録的な10トンのペイロードと最大926 km/hの速度を誇り、監視、偵察、空中戦の戦略に革命をもたらす可能性を秘めています。中国の試験場での新しい画像やビデオの登場により、この印象的な技術への関心が再燃し、無人航空機（UAV）の世界を変える可能性が浮上しています。

新しい自律型巨人：CH-7の革新

CH-7の最新の写真は、滑走路上で動くドローンを示しており、最適化されたデザインを明らかにしています。長い翼と全体的に力強い構造を持ち、試験段階にしばしば見られる淡い黄色で装飾されています。このドローンは、飛行デモンストレーションに向けて準備が整っている可能性があります。前のバージョンと比較して、そのサイズの増加から、CH-7は中国の軍用航空にとって重要な進展を意味するでしょう。一部の分析者によると、このモデルは世界の最も先進的な偵察ドローンと競争できる可能性があります。

技術的特長：限界を超える

CH-7は、約26メートルの翼幅と10メートルの全長を持ち、最大で10,000 kgの機材を運ぶことができます。これには、高度なセンサー、監視装置、そして潜在的には攻撃用兵器が含まれます。CH-7のステルス設計は、上面吸気口と内部貨物室を備え、レーダーの探知を困難にすることを目的としています。

多様なミッションの可能性：単なる偵察ドローン以上のもの

CH-7は、主に情報収集、監視、及び偵察（ISR）の任務のために設計されていますが、その能力は深部攻撃ミッションにも適しています。最大15時間の飛行持続時間を活かし、遠隔目標の監視、敵の領空への侵入、リアルタイムでの戦略情報の伝達が可能です。分析者は、CH-7が武装される可能性があるとも推測しており、紛争地域での人道的な損失を避けつつ抑止力として利用できるかもしれません。

アメリカのモデルからインスパイアされた進化する技術

CH-7は、2018年のエアショー・チャイナで初めて公開され、その当時はアメリカのUCAV（無人攻撃機）「ノースロップ・グラマンX-47B」に触発されたデザインとされていました。しかし、その後のバージョンは、中国の他のドローン、特に「GJ-11（シャープソード）」とより密接に関連した進化を示しています。アメリカで開発中の「RQ-180」との類似性は、中国が複雑でステルスミッションを遂行できるUAVの開発に大規模に投資していることを示唆しています。

• 山田 太郎（サイバーセキュリティ専門家）
• 鈴木 花子（防衛ジャーナリスト）
• 中村 健一（技術評論家）