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英国軍、最新の高性能レーザー対ミサイルシステムでエアバスA400Mを「無敵化」へ

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英国のA400M、無敵のミサイル対策レーザーを装備へ。

英国のロイヤルエアフォースのA400M「アトラス」輸送機が、自己防衛システムの大幅なアップデートを受けることになりました。新たに導入されるレーザーシステムは、英国防省から「絶対的」と評されており、この進展により航空機の安全基準が新たな水準に引き上げられることが期待されています。

最先端のレーザーシールドの導入

ミサイルの脅威が増大する中、特にMANPADS(携帯式防空ミサイル)の脅威に対応するため、英国防省はA400Mの安全強化プログラムを始動しました。タレスUK、レオナルドUK、ケムリングカウンターメジャーとの協力により、新しい自己防衛レーザーシステムが開発され、最近スウェーデンでの試験で100%の成功率を誇ることが実証されました。

先進技術の統合とシステムパフォーマンス

このシステムは、複数の高度な技術の連携によって成り立っています。タレスのミサイル警報システムMIRASは、球面カバーを持ち、状況認識を向上させます。また、レオナルドのDIRCM「ミシス」と連携することで、接近するミサイルを精密に追尾し、中和することが可能です。このレーザーは、極めて高い精度を誇ります。

多様な防衛能力の拡充

この新技術はA400Mの自己防衛だけでなく、情報収集用の軽量航空機Shadow R2にも展開されます。タレスのElix-IR脅威警報システムを利用することで、敵ミサイルを迅速に特定し、即座に反応できる体制が整います。

パートナー間の革新的な協力

英国の防衛機関と先端産業の連携により、前例のない技術的相乗効果が生み出されました。レオナルドのMAPPS(モジュラー先進プラットフォーム保護システム)は、このイニシアティブの中心的役割を果たし、脅威の検出や中和技術を効果的に組み合わせ、包括的な防衛ソリューションを提供しています。

この革新は、A400Mが戦闘環境での高い生存性を確保するための重要なステップであり、迅速かつ精度の高い対応が可能な技術を具現化しています。英国防相ジョン・ヒーリー氏によれば、この技術は潜在的な敵に対する戦術的かつ戦略的優位性を保持するために極めて重要です。

  • 出典:英国防省
  • 著者:鈴木 一郎(サイバーセキュリティ専門家)
  • 雑誌名:日本防衛ジャーナル
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