インドの新たな移動式砲兵システム、MArG 155-BRがIDEX 2025で発表
2025年のIDEX（国際防衛展示会）で、カリヤニグループによるMArG 155-BRが注目を集めています。この砲兵システムは、155mmの39口径砲を搭載した4×4の全地形対応車両に設置されており、現代の作戦要求に応えるために設計されています。高い機動性と火力、適応性を兼ね備え、山岳地帯や困難な地形など、多様な運用環境に最適です。
新たな技術を駆使した20トンの巨大砲兵
MArG 155-BRは、高機動の4×4シャーシを基にした設計で、様々な地形での機動が可能です。25度の傾斜を克服する能力を持ち、従来の牽引式砲兵が苦手とする険しい地形でも優位性を発揮します。20トンの重量を持ちながらも、安定性と機動性を巧みに融合させ、効率的な射撃位置の確保と移動を実現しています。
瞬時に展開可能な高機動な砲兵システム
MArG 155-BRは、戦場での迅速な対応を可能にするよう設計されています。昼間はわずか1.5分、夜間でも2分で運用準備が整います。射撃後すぐに移動できる射撃・後退メカニズムを搭載しており、敵の火力への露出を最小限に抑えつつ、迅速な戦闘参加が可能です。
高地での作戦を可能にする先進的な設計
MArG 155-BRは、ラダックのような高地での作戦に最適化されており、従来の砲兵が直面する物流的な制約を克服します。国内生産が進むことで、インドは防衛製造能力の向上を図り、輸入システムへの依存を減らす努力を進めています。
この新しい砲兵システムは、他国の軍隊にとっても魅力的な選択肢となる可能性があります。MArG 155-BRの輸出ポテンシャルは、移動式で適応性の高い砲兵ソリューションを求める国々にとって、非常に注目される要素となるでしょう。
- 出典: ジャパン・ディフェンス・ニュース
- 出典: セキュリティ・ビジョン
- 出典: 日本国際防衛専門誌
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