中東初公開！最新型ルクレールXLRの登場
2025年IDEXで、フランスのKNDSがルクレールXLRを中東で初めて公開しました。
アブダビで開催された国際防衛展IDEX 2025で、フランスの防衛企業KNDSがその名高い主力戦車ルクレールの最新型、ルクレールXLRを正式に発表しました。このイベントは、ルクレールXLRが中東で初めてお披露目されたもので、この地域は伝統的にフランス製武器の主要顧客であるアラブ首長国連邦などが位置しています。
進化を遂げたフランスの重戦車：ルクレールXLRの特長
ルクレールXLRは、フランス軍の象徴的な重戦車の進化版であり、ただの外装の変更にとどまらない革新的な技術が搭載されています。火力、保護、機動性、そして戦場での接続性が大幅に向上しており、先代の120mm滑腔砲を維持しつつ、次世代プログラム可能弾薬を使用可能にしています。これにより、さまざまなターゲットに対して致死性が大幅に増加しています。
強化された防御能力と優れた機動性
ルクレールXLRは、防御能力が強化されており、モジュール式装甲が導入されています。これにより、動的および爆発的な脅威に対する耐性が高められ、都市環境での生存性が向上しています。また、1500馬力のディーゼルエンジンを搭載しており、優れたパワー対重量比を実現。中東の荒れた地形においても、最大72km/hの速度を達成できる機動性を誇っています。
戦闘ネットワークSCORPIONへの統合
ルクレールXLRの大きな特長は、戦闘ネットワークSCORPIONとの統合です。これにより、他の戦闘資産との円滑な通信と協調が可能となり、操作の効率が格段に向上しています。タレス社の戦術無線システムやアトス社のSCORPION情報指揮システムを導入しており、戦場での効果的な運用が期待されています。
中東市場におけるフランスの防衛戦略
IDEX 2025でのルクレールXLRの発表は、KNDSフランスが中東の防衛市場でのプレゼンスを強化する戦略的な意図を示しています。この地域の国々は、すでにルクレール戦車を運用している国も多く、その先進的な機能は将来のアップグレードや新規購入に対して特に魅力的であるとされています。ルクレールXLRは、火力、機動性、接続性を兼ね備えた戦闘プラットフォームとして、その価値が高まることが期待されています。
- https://www.knds.fr/leclerc-xlr
- https://www.knds.fr/actualites/nos-dernieres-actualites/char-leclerc-caesar-rapidfire-knds-france-present-au-salon-idex
- https://www.defenseweb.co.za/featured/the-leclerc-xlr-armor-and-technology-redefined
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