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アメリカ軍、フィンランド製の迅速かつ精密な新しい砲撃システムを導入し注目を集める

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アメリカ陸軍が新たな120mm迫撃砲システム「NEMO」を発表

アメリカ陸軍は、フィンランドのパトリア社が開発した新しい迫撃砲システム「NEMO 120mm」の能力を最近強調しました。デモンストレーションでは、その精度と効率性が際立ち、参加者の心をつかむ結果となりました。

NEMOの統合と特性

「NEMO」は、パトリア社によって設計された迫撃砲システムで、多目的装甲車(AMPV)や射撃指揮システム(FDS)に統合されています。この構成により、アメリカ陸軍は迅速かつ精密な直接射撃および間接射撃能力を手に入れ、乗員の最適な防護も確保されています。

「この新システムは、アメリカの軍事力にとって重要な進展を示しています。」

パトリア社とは何か

パトリア社は、防衛、セキュリティ、航空の分野でライフサイクル支援サービスを提供する国際的な企業です。航空機や軍事装備の可用性を確保し、継続的な性能向上を図ることを使命としています。また、フィンランドをはじめ、スウェーデン、ノルウェー、ベルギー、オランダ、エストニア、ラトビア、スペインなどに展開しており、3,000人以上の専門家が働いています。

NEMOの先進的な機能

NEMOは、移動中でも使用可能なリモート操作の迫撃砲システムです。重量約1,900kgで、360度の回転機能と-3度から+85度の射撃角度を備えています。この設計により、アメリカ陸軍は多様な戦闘シナリオで柔軟に対応できるようになります。

乗員の負担軽減と戦闘能力

アメリカ陸軍の部隊は、NEMOシステムが身体的負担や爆風の影響を軽減する重要な役割を果たすと指摘しています。また、NEMOは同時に複数の弾薬を発射する能力(MRSI)を持っており、最大で6発を同時に目標に命中させることができるため、戦闘シナリオにおいて非常に効果的です。

パトリア社とアメリカ陸軍の連携の未来

パトリア社のシニアバイスプレジデントであるヤンネ・レッコライネン氏は、アメリカ陸軍との協力関係の成果に満足していると述べ、今後もNEMOをアメリカの装備に統合するための議論を続けていく意向を示しています。これにより、アメリカ軍の生存能力や致死性、機動性が向上することが期待されています。

  • 佐藤 謙一(防衛研究所)
  • 山田 美和(戦略研究所)
  • 鈴木 裕太(軍事ジャーナリスト)
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