アメリカ、ロシアと中国を震撼させる「モンスター」極超音速ミサイルを披露

アメリカ海軍が新型ミサイルAIM-260を発表、中国とロシアに対抗するための空の巨人

アメリカ海軍は最近、ナバルエアウェポンステーション・チャイナレイクで新しい空対空ミサイルAIM-260Aジョイント先進戦術ミサイル（JATM）の実射試験を行いました。このミサイルは、アメリカ空軍と共同開発され、海軍の長距離攻撃能力を強化するために設計されています。AIM-260は、アメリカ空軍の空中優越性を維持するための重要な要素となるでしょう。

新しいアメリカの超音速ミサイル、空中優越性を保つための鍵

AIM-260 JATMは、2017年からロッキード・マーチンが開発している長距離空対空ミサイルで、従来のAIM-120 AMRAAMの後継となります。これは、中国のPL-15ミサイルや、欧州のMeteor、ロシアのVympel R-37Mといった脅威に対抗するためのものです。このミサイルは、200km以上の射程を持ち、27kmの迎撃高度とマッハ5の速度を達成することが期待されています。また、F-22ラプター、F/A-18E/Fスーパーホーネット、F-35ライトニングIIの内部兵器ベイに対応するように設計されています。

ミサイルの技術仕様と運用能力の向上

AIM-260Aの全ての技術仕様はまだ発表されていませんが、すでに優れた長距離への対応能力が際立っています。先進的な誘導システムと電子戦への耐性が強化されており、理論的には6174 km/hの速度に達することが可能です。このミサイルは、320kmまでの目標に対して効果的に攻撃を仕掛けることができます。これにより、従来型ミサイルと比較して、攻撃距離での大きなアドバンテージを確保しています。

戦術的優位性と今後の展開

AIM-260Aは、敵の攻撃範囲に入る前にターゲットを攻撃できる能力を提供し、これが現在の戦略的コンテキストにおいて非常に重要です。特に、高度な防空システムで武装した敵に対して、先制攻撃の能力が求められています。このミサイルの設計は、戦闘機にとっての高い機動性を確保し、敵のレーダーに捉えられにくいステルス性能を持っています。

統合運用とアメリカ海軍の未来

AIM-260Aは、F/A-18E/FスーパーホーネットやF-22ラプターなどの作戦部隊に統合される予定で、この統合はアメリカ海軍の空中戦能力に新たな時代をもたらすでしょう。今後、このミサイルがどのように運用されるかが注目されます。

• 山田太郎 – 『防衛研究』編集者
• 佐藤士郎 – サイバーセキュリティ専門家
• 鈴木美智子 – 軍事アナリスト、ジャーナリスト